それはそれは純粋な

ひとつのお話。
生まれる前からあったであろう此の未知の先にあるもの。
ひとつ、ひとつ、学びを重ねるほど
涙を流す理由がわかってきてしまうんだ
それは、愛しくもあって、今の自分を築いてきたもの
どれだけ這い蹲って
どれだけのた打ち回って
得てきたものなんだろう。と。
どれだけの実験が心を壊し
そして此の一握りの安息を与えるのだろう
理由がわかったところでおいそれと
手の内を見せて、満たしてもらおうなんて思わない
理由がわかったところで
癒してくれる成分をたくさんたくさん
探して僕の周りに植えつくすんだ。



きっかけは五時からでも構わない。
今、何時だ。