夜。

暗がりで紫煙があがる度に思い出すんだ

君に名を呼ばれたこと
君の手に触れたことを

こんな夜だよなぁ
いつも助けを求めては
何も言わず困らせてたな

ただ、一緒にいたかったなんて
分かって欲しいなんて
どうしようもない

君の元に走ることも出来ず
君に素直にもなれないのに
君の好きな奴の話なんか
聞きたくなかった

思い出すとまだ胸が 痛い
なんで「会いたい」だなんて…

そんな君にとって裏も何もないことが
まだ僕の胸を支配してんだよ

季節が回れば
また思い出すんだ

肌寒い空を横切る
火薬と木の焦げる匂い


僕はこの部屋で、季節を感じてる、それは変わってなくて

風の匂いと
君と僕が好きな曲

また、出会い直しても
きっと変わらない結果なんだよ

今しか生きれないから

君が振り返るような僕になるよ

そう思わなきゃ

苦しくて立っていられなくなる。

会いたいなぁ、もう曖昧な気持ちのままで良いから

掛けは、僕の負けなのかい?

待ってないのくらい分かってる

ただ、あとほんの少し
君を見ていよう

すぐに、全て忘れるよ
君が僕のこと忘れたのなら。