全て書き終えたら、次の君に近付いてもいいかな。

コトコト、コトコト

足音が聞こえる
みんなとどこか違う足音は、
重苦しいまま、かかとをこする

あげようと思ってた靴は
いつの間にか履き潰して
穴が開いていたよ
 
 
カタコト、カタコト
カタコト、カタコト
 
 
気付いてみたんだ、
今でも君ばかり纏っていてね
君の前でなりたかった僕は
まだ変わってないよ

君と一緒にいた結末
君と一緒に見た光

君と一緒に見た夕景
君と一緒に見た幻


どれひとつ悪くはなかった
それなのにね。


まだまだ僕は至らなくて。


声、をね。
ずっと聞いていられると言うなら

大抵間違いはないんだって。


君の甘えた声が
…嫌いだった。

君のことは
大好きだったよ。

今度はちゃんと時間をかけて
君を見つけるからね。

さようなら。
また一人。

きちんと洗っていきましょう。

今じゃなくても良かったのに。


僕の言葉はお互いに心地よく響くかなぁ?