冬風

空想の開花を待って
冬風の音色に微笑むあなたは
とても魅力的よ、なんて
彼女は言った

全てを 失って
君さえ 見えなくて
僕さえ 伝わらず
全てを カーテンの向こう側へ

君と話したい
何でも叶わない
涙 流したい
なぜだか叶わない

私、ここに居たいんだね

君が昔流した言葉
僕はまだ忘れてないよ

あなたの隣が一番幸せな場所だって

言った君をまだ覚えてるのに



毎回 凍える景色を
温もりで満たして

いつまでも出来た君である必要はないから


蒼空 冬風は鼻を衝く衝動か
雨が闇でも君は輝いて
全てを 受け止めて
君という 感情が
僕の名を 呼んでいる
それがとても悲しい

いつまでも 満たされぬ
あなたはあなたのまま
空にも太陽にも
なんでかなこんなにも…

そんな君にいつか
そんな君にいつか…



それはきっと涙で
それはきっと心で
それはきっとあなたで
それはきっと虹色