家を出る理由

それまでの部屋に
小さい部屋に
20年以上の

受け止めきれない思い出を捨てられなくなるから、なのかなー

漫画のようなものが必要なんだ
強がっても、きっとそうなんだ



僕に、君の音は降ってきて

居なくなったことに、向き合わなきゃいけない




好きな物は、
覚えていない

自分の彼女は持ち上げなきゃとか
そんな風に 僕に今も
入り込んで それが僕になってる


誕生日は、忘れられなくて

怖くなるんだよ



簡単には片付かない



こんな風に
指輪をするよ

溢れ出さないように


安心して
君以外の名を

呼べるように





遠くへ…